楽しいワールドカップではあるがグループリーグからずっと見続けているとさすがに食傷気味になるし、昼夜逆転の生活もこれだけ続くと仕事に影響が出てくる。グループリーグと決勝リーグ1回戦、準々決勝それぞれの間にもうけられた2日間は選手同様見る方にとってもありがたい。
◆堅実さでは今大会随一と思われたブラジル。バイタルエリアにスルスルと入り込んだロビーニョがフェリペ・メロからの鮮やかな縦パスをゴールに蹴り込んで先制。
この後も前半決定的なチャンスはブラジルに多く準決への切符に大きく近づいたように思えたが、後半スナイデルのクロスをブラジルディフェンスとキーパーが交錯ボールはゴールに吸い込まれ同点に追いつかれると様相は一変する。
磐石と思われたブラジルのディフェンスが妙にバタつき始め、オランダはコーナーキックからカイトが頭で繋いだボールをスナイデルがヘディングで押し込み勝ち越し。するとブラジルディフェンダーをいいように引っ掻き回してたロッベンが倒れた所をフェリペ・メロが踏みつけて一発レッド。ブラジルはますます窮地に陥り有効な打開策もないまま試合終了。
う〜ん…どのチームよりもタフだと思ってたブラジルの選手たちがこんなに脆いとは意外だった。
ブラジルは大会を通してマイコンとバストスの両サイドバックが素晴らしい出来だった。攻撃の中心のカカはそれなりに活躍してたけどまだ本調子の時のキレはなくて、それがブラジルの一番残念だったところかな。ダニエウ・アウベスお疲れ〜。
◆仕事の都合でウルグアイ×ガーナをリアルタイムで見れなくて、録画しといたはずが確認したらバッチリ違う番組が入ってた(笑)けっこうくたびれてきてたらしいおれの頭。
しかも信頼してる筋のサイトをいくつか見てみると、これがまたすごく面白い試合だったらしいから余計悔しいやら悲しいやら。だからワールドカップはどの試合も油断できない。たしかにニュース番組で見ただけでもロースコアでPK戦での決着だったが白熱した試合だったのがわかる。
しかしスアレス…フォワードがゴールに陣取ってハンドでシュート止めるかね(笑)で、結果ギャンがそのPKミスって小躍りするスアレスがしっかりカメラに収められてて笑った。しかもPK戦でウルグアイが勝っちゃったからスアレスにしたら思惑通りだな(次の試合出れないけどね)やっぱ南米チームってしたたかでタフだわ。
◆絶好調のドイツは何と4-0でアルゼンチンを撃破。危惧してたアルゼンチンのメッシ、イグアイン、テベス(時々ディ・マリア)頼みの攻撃はドイツには通用しなかったようだ。メッシは何本か神のようなスルーパスを見せたが、得点にはつながらなかった。
この試合でもエジルはいい仕事をしていたが、目立ってたのはクローゼの活躍だろう。2得点のゴール前でのポジショニングもさることながら、前線での守備は最後まで衰えることなくしかも効果的だった(ここが日本のフォワードと違うとこ)
しかしイングランドに(幻のゴールはあったけど)4-1、アルゼンチンに4-0と、堅実な守備からのカウンターのイメージしかなかった今までのドイツとは確実の違うチームになってきてる。その一番の要因は世代交代がうまくいってることだろう。
メッシはマラドーナに負わされた荷物があまりにも大き過ぎたな。あれだけあからさまにメッシにボールが集まることを相手チームがわかってて、それでもあれだけたくさんの素晴らしいプレイを見せてくれたんだからやっぱりメッシは素晴らしいと思う。お疲れ、メッシ。ついでにアグエロも(笑)
◆前半を見てる限りではどちらが勝ってもおかしくなかったスペイン×パラグアイ戦。パラグアイが守備的になることは予想できたものの、あんなに前線から激しいプレスをかけてくるとは思ってなかった。特にフォワードで先発になったバルデスはプレスするだけじゃなく隙があれば常にゴールを狙ってて、またゴールを奪える能力を十分持ってるだけに怖かった。
パラグアイのプレスはスペインのパスサッカーのリズムを徹底的に狂わせていた。スペインの攻撃はパスでリズムを作れないと機能しない。一方のパラグアイは決定力不足のため0-0の重苦しい展開が続いたが、そんな中でもイニエスタはじわじわとバイタルエリアへの侵入を繰り返すと、後半も終盤になってやっと途中交代で入ったペドロがイニエスタからのパスをシュート、跳ね返ってきたボールを叩き込んだビジャのシュートは、右のポストから左のポストをに当たってゴールというまるでサッカー漫画の必殺技のようなゴールだった。
パラグアイも途中交代で入ったサンタクルスを中心に南米らしい粘りを見せたが、スペインがからがら逃げきった。こんな危うい勝ち方で次は絶好調のドイツ。唯一の希望はビジャがゴールを重ねていることぐらいか。
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